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プロテクト付きマッスル

キャラクターのデフォルトのマッスルセットには編集上の制限がなく、マッスルの追加や削除、編集を自由に行うことができます。ただし、デフォルトのマッスルの一部はプロテクトされています。プロテクト付きマッスルはSGX Studioでは削除できず、編集にも制限があります。プロテクト付きマッスルの基本事項は以下のとおりです。

  • 弊社のアルゴリズムでは、前提条件になっている。

  • 通常マッスルと比べて要求される精度が高く、弊社のアニメーションシステムについて、より深く理解している必要がある。

  • 要求される精度が高いため、マッスルポーズを1つだけでなく複数定義することになる場合がある。

こうした理由から、プロテクト付きマッスルの設定は通常、キャラクターセットアップサービスの一環として弊社で行います。

プロテクト付きマッスルには、スピーチマッスルと特定の眼筋があります。詳しくは、以下で説明します。

スピーチマッスル

スピーチアニメーションで使用されるマッスルは16個あり、いずれもプロテクトされています。体の部位で言えば、顎、リップ、舌、鼻にあるマッスルです。これらのマッスルは、アーティキュレーション動作を複数の構成要素に分解することによって、科学的に導き出されたものです。これらのマッスルを設定するには、リップシンクのクオリティを高めるうえで欠かせない重要なポーズが多数必要になります。以下に、スピーチマッスルの図解と説明を示します。

Jaw Opening(顎を開く)

リップ

Adduction(内転)

Compression(圧縮)

リップを突き出すことなく、すぼめます。下唇は上唇よりも動きが大きく、中ほどでわずかに弓なりに曲がって、くぼみを作ります。口の両側にえくぼが表れます。

Lip Flare(リップを大きく開く)

Lower Lip Pull(下唇を引く)

Lower Lip Push(下唇を押し当てる)

Lower Lip Tuck(下唇をしまい込む)

Pinching(締め付け)

Retraction(後方に引く)

Rounding(丸める)

Upper Lip Pull(上唇を引く)

Nostril Flare(小鼻を膨らませる)

両方の小鼻が膨らみます。小鼻の外面以外は動きません。

Tongue Advance(舌を前方に動かす)

Tongue Body Raise(舌を上方に動かす)

Tongue Retraction(舌を後方に引く)

Tongue Tip Raise(舌先を上方に動かす)

教育用途として、口蓋帆や軟口蓋など、通常は外から見ることができない器官にまでコアマッスルのセットを拡張しています。以下に一例を示します。

プロテクト付き眼筋

眼球とまぶたのマッスルでプロテクトされているものを以下の表にまとめました。まぶたが交差するのを防ぐ機能など、特定のアルゴリズムが機能するよう、こうしたマッスルはあることが前提となっています。

眼球

Microdart(マイクロダート)

人間は、話し相手を見る時は眼球が左右に動いています。このマッスルは双方向です。

まぶた

Blink(まばたき)

上まぶたと下まぶたが接触します。動きのほとんどは上まぶたのものです。下まぶたは、上方と内側に向かってピンと張ります。

Eye Close(目を閉じる)

上まぶたと下まぶたが接触します。Blink(まばたき)と同じポーズになる場合があります。

Eye Flare L/R(左や右の目を見開く)

主に上まぶたが上方に向かう動きによって、目を見開きます。左と右に分かれています。

Eye Squeeze L/R(左や右の目をぎゅっとつぶる)

目の周囲に力を入れて、目をぎゅっとつぶります。左と右に分かれています。

Eye Squint L/R(左や右の目を細める)

上まぶたと下まぶたを引き締めて、目を細めます。左と右に分かれています。

Lower Eyelid Flex L/R(左や右の下まぶたを収縮させる)

下まぶたを上方に収縮させます。左と右に分かれています。

ブレスマッスル

胴セクションには、ブレス(呼吸)サイクルのアニメーションに使用するマッスルが1つあります。

Chest Breath(胸呼吸)

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